会社概要

何気なく夢中になったのがこの仕事。
両親の祖父は、絵師と大工そんな家系だから
木造建造物の建築・修理に夢中になるのもわかります。

岩国市のシンボルであり、世界でも類のない木造アーチ橋といえば〔錦帯橋〕
今でも、昔から変わらぬままの構造美を地元の大工さんの手によって守られています。
現在の錦帯橋は2001（平成13年）秋～2004年（平成16年）早春にかけて
木造部分の全面架け替え工事〔平成の架け替え〕によって造られたものです。

当時私は27歳で一番若手の職人として携わることができました。
最年長は私よりも3回り上の職人さんまで参加されており
幅広い層の職人技を見ることができました。
研ぎ、墨付け、刻みは勿論のこと大規模な工事の采配等多くを学ぶことができました。

そうした中で2004年、平成の架け替え完成とともに独立して沖川建設と称しました。
親から聞いたところ、親の祖父（明治・大正・昭和初期）時代の大工さんは
三輪車等、生活において必要なものは全て手作業作っていたと聞き、
職人としての理念を「何でも作れる大工さん」と心に決めてスタートしました。

皆様方のお力添えいただいたおかげで、15年目にして
念願でもありました「何でも作れる工房」での作業場所を確保して
建築工房沖川と改めました。
お陰様で社寺建築の仕事も増え、今では工房での作業が必須となりました。

今年で20年目のスタート。必要である建築士の免許も取得しました。
初心は忘れてはいません。

職人だから知恵があり、建築士だから知識があります。
プロとして今まで通りお客様の目線で提案・建築したいと思います。

株式会社建築工房沖川
代表取締役　沖川公彦